日本初※1ラウンドのゴルフアドバイスに特化したボイスボットを開発
AIプラットフォーム開発事業をおこなう株式会社エノキ(本社所在地:東京都中央区、代表取締役:伊藤純一、以下エノキ)は、住友ゴム工業株式会社(本社所在地:兵庫県神戸市、代表取締役:山本 悟、以下住友ゴム工業)が提供する、ゴルフライフサポートアプリ「D-GOLF(ディーゴルフ)」の新機能である日本初※1のゴルフアドバイスに特化したボイスボットを、自社のAIプラットフォームENOKIを活用して開発しました。
AIプラットフォームENOKIは、構造データAIや会話AI、深層学習AIなど5つのAIエンジンを持ち、文脈や背景を踏まえた高い回答精度と速度を誇るオントロジ―アーキテクチャーによって開発し、特に複雑な日本語会話を得意としています。ENOKIは、活用シーンに合わせて学習をおこなったうえで、顧客コミュニケーションシステムやビジネスアプリなどの他システムと連携して運用します。
【選ばれた背景】
住友ゴム工業では、お客様のゴルフライフをサポートすべく、ラウンド時のプレーヤーの困りごとに対しアドバイスを提供するサービスを企画。プレーヤーがノンストレスで操作できること、プレーの妨げにならないスピードで適切なアドバイスが得られること、そしてサービス開始以降も自社内でメンテナンスやアドバイスを充実できることを重視した結果、数ある国内のAIプラットフォームの中から、ENOKIを採用いただきました。
【本機能の主な特長】
- 3つのシーン「バンカー」「傾斜地」「ティショット」で想定される困りごとに対し、プレーヤーの腕前別に状況に応じたアドバイスを提供。(想定シーンは順次追加予定)
- グローブを着用したプレーヤーが操作できるように、スムーズなボイスチャット対応が可能。
- 待機ストレスを排除するため、話し掛けてから1秒以内のクイックレスポンス。
- 数ステップでボールのライ(ゴルフボールがある場所)など置かれた状況を絞り込み、より適切なアドバイスを提示。
- ゴルフ専門用語に加え、付帯する関連の言葉を学習させ、ゴルフ初心者でも反応する精度の高い、自然な会話を実現。
【D-GOLF(ディーゴルフ)」内で活かされたENOKIの強み】
- ENOKIは、外部アプリと柔軟に連携を行うため、ベースとなるAIエンジンの新規開発が必要なし。
- ENOKI 独自の学習機能により、時間や企画者の負荷をかけず利用シーンに応じたシナリオ展開を、サービス開始時に12,400パターン実現。
- 住友ゴム工業が管理する、ENOKIのプラットフォームでデータを一元管理できるため、担当者自らデータのメンテナンスや学習の拡張も容易に対応可能。
- ENOKIの独自アーキテクチャーおよび、エノキの知見により3カ月という短期間でのサービスリリースを達成。
【住友ゴム工業株式会社 スポーツ事業本部 企画業務部 課長代理 関根 拓也 様コメント】
「エノキのみなさまとは、ラウンド中のプレーヤーがこれまで以上に楽しくプレーしスコアの向上に貢献できるように、どのようなレスポンスやUIが最適か、ときにはゴルフ場で実際にプレーをしながら意見を出し合い、企画・開発を進めることができました。特にレスポンスの早さ、アドバイスを受けるまでの早さは、ENOKIだからこそ実現できたと思います。ENOKIの良さは、システム管理者となる私たち自身が、データメンテナンスできることにあります。今後は、集まったデータをもとにバージョンアップさせ、アドバイスをより充足させてまいります。」
【参考】
住友ゴム工業のニュースリリース
https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2022/sp/2022_sp63.html
D-GOLF
ゴルフライフサポートアプリ「D-GOLF(ディーゴルフ)」は2021年3月にリリースした、スコア管理やダンロップ独自のショット分析といった機能を搭載したゴルフアプリです。
https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2021/sp/2021_sp20.html
※1 音声による会話型AIを用いたラウンド中にアドバイスを提供するサービスは、日本初。(株式会社エノキ調べ) 特許出願中。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社エノキ
担当:川口
mail : contact@enoki-inc.co.jp