ChatGPTを業務活用する際に役立つ検索拡張生成（RAG）を備えた独自AIエンジンのβ版をリリース

ENOKI導入時のデータ準備に要する作業効率が大幅に向上

AIプラットフォーム開発事業をおこなう株式会社エノキ（本社所在地：東京都中央区、代表取締役：伊藤純一、以下エノキ）は、ChatGPTを業務活用する際に役立つ検索拡張生成（RAG）※を備えた独自AIエンジンのβ版をリリースいたしました。
※RAG（Retrieval-Augmented Generation）は、ChatGPTを含む生成AIに独自の情報を付与して検索させることで、独自情報などへの質問に回答できるようになる技術です。

従来のハイブリッドエンジンにRAGエンジンを追加

これまでエノキが搭載しているAIエンジンはこちらの通り5種類のハイブリッドエンジンでしたが、この度新たにChatGPTを業務活用する際に役立つRAGエンジンを加え、6種類のAIエンジンをハイブリッドで使用できるようになりました。RAGエンジンはお客様がすでにお持ちのドキュメントを堅牢性の高いストレージにアップロードするだけで、そのドキュメントを元に入力に最も関連性の高い内容を返却できるため、FAQ用のツールに必要なデータを改めて作成しなくても、精度の高い会話を実現できるようになりました。
また、他のRAG機能を搭載したAIチャットボットなどとは異なり、ENOKIはRAGエンジンから返却された内容をENOKIのデータとして登録することが可能であるという特長があります。RAGを用いて返却される内容は、アップロードしたドキュメントから抽出されるものの、ドキュメント内の関連性により誤った内容が返却されることがあります（以下、ハルシネーション）。誤った内容が返却されても問題ないケースもありますが、会社として誤った内容を返却することで顧客からの信用失墜につながるような場合も少なからずありえます。ENOKIは返却された内容をENOKIのナレッジとして登録し、内容に誤りがあればRAGエンジンから返却された内容を修正も可能です。今後同様の会話が入力された場合には、ENOKIのナレッジから正確な内容を返却することでハルシネーションを抑制し、満足度の高い会話も実現できるようになります。

【本機能の主な特長】

ドキュメントを堅牢性の高い環境にアップロード

各種ドキュメントファイル（PDF、Word等）のデータをアップロードするだけで、RAGエンジンで必要となるデータを作成することができます。アップロード先はENOKI以外からのアクセスができない環境となっておりますので、安心してご利用いただけます。（但し、個人情報を含むドキュメントのアップロードはご遠慮ください。）アップロードしたドキュメントに改定が発生した場合であっても、改定したドキュメントを再度アップロードするだけで改定部分が反映されるため、常に最新の内容を返却することができます。

RAGを用いて返却された内容をナレッジとして登録が可能

ENOKIを通してRAGを用いた会話はすべてチャット履歴に保存されます。ENOKIは優先的にナレッジの情報を用いて会話を進めることができるので、ハルシネーションを返却してしまう会話に対しては、ハルシネーションを修正したものをナレッジとして登録することでハルシネーションを抑制した会話を行うことができるようになります。つまり、信頼度が高く、精度の高い会話の実現が可能です。

期間限定のお試しキャンペーンを実施します

ChatGPTを業務活用する際に役立つRAGを備えた独自AIエンジンのβ版リリースに伴い、期間限定のお試しキャンペーンを実施いたします。こちらのキャンペーンは、本記事をお読みいたいただき興味を持っていただいた先着5社限定になりますので、お早めにお問い合わせください。

本件に関する問い合わせ先

株式会社エノキ
担当：川口
mail : contact@enoki-inc.co.jp